最近中国に行ったのですが、インターネットで特定のサイトが検閲・遮断されているのが物凄く体感できたので、軽くまとめておきます。
中国のネット環境について
かなりのネットサービスが遮断されています。
繋がらなかった主なサービス
- Google (Gmail、Google Playなど含む)
- Youtube
- LINE
中国国内での無料Wi-FiやレンタルWi-Fi携帯端末での接続
いろいろ弾かれていますが、Skypeは繋がるようでした。(ただし検閲されていると思われます。)
基本的にGoogle系のサービスは繋がらないようになっているようでした。
Google Playのサーバーに繋がらないので、Android端末でアプリがインストールできません。
(中国で販売されているAndroid端末には、Google Playではないストアアプリが入っているようです。)
また、これは遮断ではありませんが、AbemaTVやAmazonプライムのビデオなどは、VPNを経由しないと地域制限で見られません。
検閲回避のVPNについて
中国へ向かう前にネットがそのままだと不便だという情報は多少は聞きかじっていて、
突貫で多少の準備をしておいたのですが、有効だった手段を紹介します。
SpeedifyなどのVPNサービスアプリ
SpeedifyというVPNサービスに繋がるアプリケーションがあります。
iOS/Androidのストアでダウンロードでき、アプリをインストールするだけで1GBまで無料で利用する事ができるようになっています。
(Speedifyは複数の回線を束ねて高速化とも書かれていますが、単純に通常のVPNとして利用できます。)
iPhone等の場合、Apple Storeには中国でも繋がったのでインストールする事ができましたが、
Androidの場合、中国でGoogle Playストアに繋がらないので、こういったVPNアプリを利用する場合、
日本で事前にインストールしておいた方が良いと思います。
(有料サービスを契約する場合も中国へ行く前に決済しておいた方が安全だと思われます。)
私はたまたま1年間のライセンスを持っていたのでSpeedifyを使ったのですが、
その他のVPNサービス・アプリもいろいろあるので、そちらを利用するのも良いかと思われます。
Softether
自宅にSoftetherでVPNサーバーを立てて利用できました。
softetherのDDNS、○○○.softether.netに接続も可能でした。
自宅でVPNサーバーを動かしておける方はこちらを利用するのも良いかもしれません。
レンタルWi-FiのVPN付属プラン
基本的にイモトのWi-FiなどのレンタルWi-Fi端末を日本でレンタルして、中国で利用する事になるとは思いますが、それにVPNサーバーが付くプランがあります。
私はSpeedifyのVPNのライセンスをたまたま持っていたので使いませんでしたが、
レンタルWi-FiにVPNサーバーが付くプランは大抵数百円の差なので、そちらを契約していくのもいいと思います。
VPN Gate
VPN Gateに載っているVPNサーバーに繋ぐ事は可能なようです。ただしリスト表示ページには中国から繋がらないようです。
VPN Gate ミラーサイト URL メール配信サービスでメールでミラーサイトを受け取る事もできるようですが、見られなかったり・繋がらない可能性もあります。
サーバーリストを事前に端末にコピーしておいたり、やはり別のVPNを用意しておいた方が良いかもしれません。
今後の中国のインターネットについて
2018年2月1日から、中国が個人のVPN接続をブロックを開始するという情報がBloombergの報道であったようです。
中国のインターネットはより不便になるかもしれないので、気をつけた方が良いかもしれません。
特に言いたい事まとめ・結論
VPNサーバーやVPNサービスなどのアプリケーションを、事前に中国へ行く前に準備しておく事が大事だと思います。
Androidの場合中国でGoogle Playストアに繋がらないので、VPNサービスのアプリを使う場合は中国に行く前にあらかじめ入れておきましょう。
複数サーバーに繋げられるようにしておく事で安心感もあがります。
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